春の愉しみは四月

なぜなら桜が咲くから

色合いも、上品な華やかさも、

散るまでのせわしなさも、

その名が付くお菓子も、

全てすき

子供の頃、ぬりえの全てをピンク色で塗り、

本気で母を心配させたらしい

桜推しの兆候が当時から現れていたみたい

特に海棠はきゅんとする

ご近所に、毎年きれいに咲かせるお宅があって、

その時期だけは遠回りして、その前を通る

丸くて濃い桜色を見上げる人たちは、

みな頬を緩ませ、手を伸ばす