帰り道に猫がいる

暗くてよく分からないけど、

以前から見かける兄弟のうちの片方だと思う

そしていつも、30代くらいの男性が腰を下ろして、

かわいがっている

お互いの大事な時間なのだろうな、と横目で通り過ぎる

今日もまた、彼のひざの上には

両手で包まれたハチワレ

外はとても寒いけれど、そこだけは暖かそう

白い息を吐きながら、気がつく

違う人だ

猫と暖まりたい人は、やっぱり男性なのだろうか

そんなことを考えながら、

以前暮らしていた丸い黒猫を思い出した