サンキューハザード
お墓参りには、25年の相棒ミラジーノと行く
最近は兄妹たちとすれ違うことも、滅多になくなった
人生で2台目のこの子と、
わたしもそろそろとは思っている
実は昨年末、本気で動いたことがあった
でもどうしても踏ん切りがつかず、今に至る
まだその時ではないのだと思う
一緒に暮らしていた祖父の終盤ちかくは、
体調がすぐれない日が続いていた
目を覚まして、辛そうに
「まだ生きてるのか」とわたしに聞き、
「もういい」と呟いた顔が忘れられない
小学生の頃から、毎年じゅうたんを転がしながら、
「来年は出せるかな。もう少し生きたいね」と呟いていた祖父が、
あれからだいぶ経ち、
そうか、
もういい、のか
人生はそういうものだと、20代最後のわたしは知った
だから、この子と離れるときも、
その時が来たら、そうなると思う
せめて、
サンキューハザードが出来るようになるまで、乗せてもらおう
