空豆の一、二、三
今年もこの時期がやって来た
週末に通うようになるまで、空豆とここまで向かい合ったことはない
今日は二箱だから、少ないな
立派なさやの中に、ベルベットの布団が敷かれていて、
何度見ても感心する
オーダーメードのくぼみが、なんとも収まりがいい
さやをひねって家族を起こす
三だったり、四だったり
元の段ボールに、空豆の国ができるほど集める
薄皮むきは、丁寧に
茹で上がりの緑を左右するから
料理長は、それを三手で裸にする
わたしはがんばっても四手
‥まだまだじゃ
親指で作る取っ掛かりが、短い爪で滑る
昨日爪を切らなければよかった
時期が終わるまで、親指の爪は大事な調理道具
